The Frame:裸でGoProをマウントできるネイキッドフレーム

ネイキッドフレーム全体の様子。

GoPro を裸のまま各種アクセサリにマウントすることができる「フレーム(The Frame)」のレビューです。 公式よりも先にサードパーティ製の物が販売され、需要の大きさのためか、後を追うように公式から販売された製品です。

サードパーティ製の製品名がネイキッド(ネイクド)フレームなので、こちらの方が名前の通りが良いかもしれません。 ネイキッドフレームにはレンズプロテクタも付属します。

ネイキッドフレームの利点

ネイキッドフレームの利点はいくつかあります。

  1. 排熱効率が高い。
  2. 完全なハウジングよりも良い音で録音することができる。
  3. 充電ケーブルや外部マイクを取り付けたままマウントすることができる。

GoPro は小型カメラとは言え高性能ですからそれなりに発熱します。特に 4K 撮影やハイスピード撮影をしていると熱が酷く発生します。 故障や撮影停止、エラーを誘発しますので、気温が高い環境で放熱の必要があるときはネイキッドフレームを利用することを検討します。

GoPro からの音声をそのまま使うこともあるでしょう。通常のハウジングでは防水のためにカメラを完全に覆ってしまいますが、 ネイキッドフレームなら音声部分にメッシュ状の穴が空けられているため、より良い音質で録音することができます。

最大の利点はケーブルを接続したまま撮影ができるようになる点です。 つまり充電しながらの撮影や、外部マイクを接続したままマウントすることができるようになります。

「フレーム」細部のレビュー

ネイキッドフレームの背面。

背面も完全に開けられています。したがって外部バッテリーや外部ディスプレイなどのオプションをマウントすることができます。 また GoPro HERO3+ までの製品ならバッテリー交換も可能です。

残念ながら HERO4 からは底面にバッテリー挿入部が移動していますが、そもそもバッテリー交換時は一度取り外しますから欠点にはなりませんね。

ネイキッドフレームのケーブル側の穴。

ケーブルの挿入口側には穴が開けられています。ここではキャップを閉めていますが、ケーブルを接続するときはキャップを外した状態で取り付ける必要があります。

ネイキッドフレームの上部と側部にあるサウンドホール。

GoPro 本体のマイク部分と同じ場所にメッシュを張られた穴が開いています。メッシュは凄く細かいもので、もしかすると肉眼で確認できない人もいると思います。

ネイキッドフレームに付属するレンズカバーの内側。

ネイキッドフレームにはレンズを保護するためのレンズカバーも付属しています。別途購入する必要はありません。 内側にはゴム状の爪が付いていて、これのおかげでレンズカバーが GoPro のレンズからずれ落ちません。

安物のサードパーティ製の場合には、このゴムがありません。ただハメ込むだけです。あるいは爪がなく、引っかかりが十分でない場合があります。 最近のサードパーティ製は概ね問題がないようですが、外観の良さも考えれば、このアクセサリ(マウント)に関しては GoPro 純正のものを購入する価値があると思います。