The JAM:楽器やポールに取り付けるマウントのレビュー

動画の詳細については「"STARS & THE MOON" E-M5 Mark2 と GoPro を使った動画作例」を参照してください。

ここでは楽器などに取り付けることを目的としたマウントアクセサリ「The JAM」について紹介します。 実際に撮影した様子は掲載している動画中に確認することができます。

またこの動画中で使われている音声は、The JAM の先端に取り付けた GoPro の物です。 外部マイクは使っていませんが GoPro にはネイキッドフレームを使っています。 ネイキッドフレームのレビューは別途「The Frame : 裸のままマウントできるネイキッドフレーム」を参照してください。

結論:良いマウントだが高すぎる

先に結論だけ述べておきますと、非常に良いマウントアクセサリですが、何より値段が高すぎます。 私が購入した 2015 年現在で 9,800 円程度です。 1 万円近く払う価値があるかどうかは微妙なところです。 音楽専門で撮影をする予定でもない限り不要ですし、別のマウントを代用した方が良いでしょう。

また極めて落下する危険性のないアクセサリですし、安いサードパーティー製で十分です。 サードパーティー性の場合には重たくなったり、楽器を汚したりしないかが心配になりますが、これまでの経験から概ね問題ないでしょう。

私が購入した時点では、サードパーティー製が中国から発送されるものしかなく、撮影機関に間に合いませんでした。 同じ値段でサードパーティーのものが 2・3 本と購入できることを考えれば、損した気持ちになります。

マウントの詳細

動画のような映像を撮影した際には、次の画像のように GoPro を取り付けました。

The JAM をギターに取り付けた様子。

マウントの全長はおよそ 26 ~ 27cm 程度です。取り付ける角度によって多少前後します。 順製品だけあって品質は良いです。バリ等は感じられませんし、ネジなどの回転も非常に良いです。

The JAM の全体の様子。

また中央の支柱は取り外して全長を短くすることができます。取り付ける対象や欲しい絵によって取り付け方を変更します。 ギターの場合は支柱があったほうが良いでしょう。

頭の部分は合計で 3 箇所向きが返られます。概ね狙った方向を設定することができるでしょう。 このネジは The JAM 専用のもので、長さがが標準のネジではない点に注意が必要です。持ち手部分の形状も異なります。 つまり代えが効きません。その代わりコンパクトです。

The JAM の先端部分。

クリップ部分はジョーズマウントのように洗濯バサミ式ではなく、ネジ式です。演奏中に動くようなシチュエーションを考慮してのことでしょう。 山なりになっていて、マイクスタンドなどのポールに挟み込むときはここを使います。

The JAM の取り付け部分。閉じた状態。

ドラムなどに取り付ける際にはクリップ部分の爪を伸ばしてひっかけることができます。 サードパーティー製の安物を購入するときはこの爪が付いているかに注意しましょう。概ね丸々コピーしているようですから問題はないとは思います。

The JAM の取り付けた部分。爪を開いた状態。