Sony のアクションカムに新モデル「FDR」が登場
Sony のアクションカムの新作「FDR-X1000V」と「HDRーAS200V」が CES 2015 で発表されました。 FDR が上位機種、HDR がこれまでの機種の後継機となります。 別に GoPro にこだわるつもりはないのですが、ここでは FDR(HDR) について GoPro と比較してみます。 今のところはアクションカムは Sony と GoPro の2強ですね。
GoPro と差別化される点は3つ
Sony は GoPro が台頭するよりもずっと前からカメラの開発を行っています。 暗所での撮影ノウハウや手ブレ補正に関するノウハウは Sony の方が上を行っているでしょう。 出足こそ GoPro に負けていた Sony のアクションカムですが、 2014 年のモデルでは十二分に差別化され、良い製品ができていると思います。
手ブレ補正機能
FDR では手ブレ補正機能(SteadyShot)がさらに強化されているようです。 何と比較しての値なのかはわかりませんが従来製品の 3 倍補正が良くなったとされています。 FDR では 4K 撮影が可能になっていますが、手ブレ補正を有効にした場合には Full-HD の画質になるそうです。 これは画像を少し大きめにとってブレの補正を行う典型的な映像処理のためでしょう。 いずれにしても On/Off の効果は見てみたいですね。
風音低減機能
優れた風音低減機能が付いているようです。GoPro も現時点で最新の HERO4 では音質の向上を押していましたが、 風音については言及されていませんでしたね。音響もやってる Sony の強さが出た感じでしょうか。 アクションカムの主な利用用途を考えれば十分に役に立ちそうな機能です。
ハイライトシーン検出機能
重要なシーンを抜粋してくれる機能です。GoPro も現時点で最新の HERO4 では類似する機能がありますが、 GoPro の場合には自分でボタンを押す必要があります。これが手ブレの原因になるって一部では酷評されていますが、 FDR(HDR) の場合には自動で行ってくれるようです。
もともと変化や動きの大きなシーンを予測・検出する技術は画像処理・映像通信の分野では広く深く取り扱われています。 この機能についてもその延長であると思われます。
その他気になった点
Sony ストアの製品画像を見る限り、本体に直接三脚穴が付いていますね。 外部レコーダで撮影するための機能も充実しているような気がします。