並行輸入品のメリットとデメリット : 国内品と並行輸入品の違い

カメラやそのオプション・アクセサリには「並行輸入品」とされるものが多くあります。 並行輸入品とは、正規代理店を経由する以外の別の方法で輸入された製品です。 特に GoPro などの製品は元々が米国の企業であるため、並行輸入品が多くあります。

一般に、並行輸入品は正規代理店と比較して安価であることが多いですが、 一方で相応のリスクもあります。ここではアクションカメラ GoPro を例に紹介したいと思います。 先に結論を述べておくと、少なくともカメラ本体は国内品を購入することをおススメします。

国内でのサポートが受けられない可能性が高い

ほとんどの場合、並行輸入品は国内の正規代理店のサポートを受けられないでしょう。 正規代理店はサポートまで込で価格を付けているので多少高くつく、と考えても良いと思います。

GoPro の場合、国内正規代理店でサポートを受けられない場合は、シンガポールなどに配送することになると思います。 またサポートの連絡も国内代理店ではなく、本社のサポートに連絡することになりますね。

サポート対応などの情報については「GoPro が Wifi アップデートに失敗するので公式サポートに問い合わせてみた」 などのページに掲載するような経験に基づいています。 また各種販売店舗・サービスでも、並行輸入品と国内品それぞれの対応について掲載している場合があります。 具体的な店舗やサービス名については対象店舗に責任の範囲が及ぶ可能性がありますので掲載を控えます。

並行輸入品の場合は日本語対応されていないかも

国内代理店を経由した製品は独自に日本語の取扱説明書や保証書などが追加される場合があります。 一方で並行輸入品の場合には、もともと日本語が含まれたものでもない限りはまず追加されていません。

GoPro の場合は日本語が含まれるものもあるようで、 例えばデュアルバッテリーチャージャーは並行輸入品を購入してみたのですが、説明書と保証書には日本語の記述もありました。

並行輸入品のデュアルバッテリーチャージャーに付属した取扱説明書

コピー製品に対するリスク・粗悪品の排除

並行輸入品と銘打ってコピー製品が扱われることはカメラに限った話でも今に始まった話でもありませんね。 なんというかまぁ正規品じゃないけど並行輸入品と書かれるとどうしても純正のように錯覚してしまいますから。 非純正品は非純正品で良いものがあるので、このようなことを書かなければいけないのは悲しいですが、 コピー製品をつかまされる可能性があることは否定できないと覚えておくのが良いと思います。 もっともそういう場合は極端に安かったりしますし、良い非純正品は非純正品って書いてますけどね。

また経験論で恐縮ですが、正規代理店経由の製品の方が粗悪品というか、いわゆる B 級品が少ないでしょう。 私の場合は(余程のことがなければ)それほど気にしないのですが、 パッケージの破損や同種の型番違いによる外観の差などを気にするような人、 気にするような場合には正規品を選んだ方が安全だとは思います。

結論

並行輸入品は安価に購入できるので便利です。 ただしカメラ本体や高価なものについては国内代理店の物を購入しましょう。