iPhone(スマホ) や GoPro だけで品質の高い動画を作るには

iPhone を操作しているイメージ。

まったく動画などの編集を行ったことがない、普段は写真しか撮らないような友人から、 「結婚式の余興やイベント、会社のプレゼンなどで簡単に使えるような動画を撮るか作るにはどうしたら良いのか」と最近よく聞かれます。

私も 2014 年に始めたドが付く素人ですが、昨今のニュースと合わせて見れば、 iPhone や高機能スマートフォン(フラッグシップモデル)で十分に作れると思います。 むしろ私の手元にあったら、iPhone 縛りで撮影をして見たいところです。

昨今のニュースから

根拠もなく撮れると言っているわけではなく、既に十分な環境が整ってきています。 映像制作の大手ピクサーの方も iPhone や GoPro で撮影された映画が受賞する日が来るだろうと述べたそうです。

また、ホラー方面ですが「パラノーマル・アクティビティ」なんかは低予算、ホームカメラ、ホームメイドの映画であるにもかかわらず、大ヒットしています。 むしろホームメイド感を全体に押した作品ですから、先の発言についてはあながち間違いではないと思います。

「映画撮影がiPhoneとGoProのみで行われる日が来る」とピクサーのCCOが断言 - Gigazine

本題以外が長くなるのも何ですので短めにすると、iPhone にレンズを取り付ける商品に、写真や映像を撮る人たち御用達のZEISS(ツァイス)レンズも加わるようですから、 iPhone での撮影環境はますます良くなる一方です。そもそも標準的な iPhone の写真や動画もクオリティが高いのは言うまでもなく、CM や広告で使われていますね。

If You Love iPhone Photography, the Game Just Changed ExoLens and ZEISS A Partnership that sets New Quality Standards for Photography with Mobile Devices

手振れ補正を抑制すると良い

具体的に「それなりに見える映像の作り方」を語りだすとキリがありませんが、 手っ取り早く、見た人が「作られた映像」だとを感じるのは、手振れがない動画です。 先の通り、カメラはスマートフォンや iPhone でも構いません。

手振れのある動画と手振れのない動画の印象は大きく変わります。手振れがあると「素人感・日常感」が増します。

手振れを防ぐ方法は大きく 2 つ。1 つはおなじみの三脚などを使う方法。もう 1 つはスタビライザーなる手振れを抑制する機材を使うことです。

三脚と比較して、スタビライザーはカメラを手に持ったまま、歩いたり、傾けたりすることができます。 少々値段が張るものもありますが、昨今では値段は十分に手が届く範囲に下がってきました。冗談抜きに、映像の品質がこれだけでグッとあがります。

オススメは電動の物です。電池を使わないスタビライザーも多くありますが、設定がシビアで、用意して直ぐに撮影、ということができません。 また、カメラを動かせる方向にも限りがあり、サイズも大きくなるので、少々値段は張りますが、電動の物をオススメします。

三脚はゴリラポッドをオススメします。水平以外に角度を付けてカメラを設置することができますし、必要なら支柱や腕、カバンなどに巻きつけることもできます。

本当は正規の JBoy のものにアダプタを購入することをオススメしたいのですが、少々値段が張りますね。

本当にも少し付け加えるなら、室内でもできるだけ明るいところで撮影することです。素人感を軽減することができます。