ライブやイベントなどの撮影に関して注意すること学んだこと

実際に撮影した動画

千葉市の中央公園で開催された野外ライブの撮影依頼がありましたので、2015.12.04 にお伺いしてきました。 こういう「イベントもの」の撮影は初めてだったのですが、そこで得られたノウハウについて紹介したいと思います。

腕章など撮影スタッフである証明が必要

たとえ個人間の依頼であったとしても、イベントに呼ばれる形で撮影を依頼されているのなら(あなたのことを知らない人がいるなら)、 腕章などで撮影スタッフであることを証明できる方が良いです。できれば身分証明できる名刺なんかも持ち歩いたほうが良いかもしれません。

今回は特に問題になりませんでしたが、あまりに一般人に紛れ込んでしまうと、撮影中に他の方から警戒されてしまいます。 それなりに大層な装備で撮影しているので察してはくれますが、それでも腕章やビブスのような物で「撮影してますよ」ってことを証明した方が、警戒されずに済みます。

男女が飲み物を受け渡しするシーン。

思い切った構図で撮影したいときはどうしても姿勢が変になったり、変な角度から撮影することになりますから、不審者などと間違われないようにしておくことは重要でしょう。 また警戒されてしまうと自然な姿を撮影することができなかったり、足早に移動されたり、どうしても挙動が素直になりません。

3人の男の足元を地面すれすれから映したシーン。

依頼主と話をしておくのは当然として、それ以外に、一般の参加者の方への配慮もしておく方が、結果的にお得なケースが多いと良く分かりました。

大胆な構図が中々取れない

イベントの方が第一で、撮影はその次の話です。そうするとイベントの参加者、例えば演奏者などに極端に寄ったり、その前に出ることができません。 しかし遠方からの構図ばかりでは絵的にはつまらないものになりますから、単調な動画になることを回避するための策を講じる必要があります。

まず考えられるのは、ズームレンズは必携であるということです。遠方からの撮影でもある程度は誤魔化すことができます。 撮影環境に依りますが私の場合は単独でしたので三脚はゴリラポッドでした。膝立ちにした膝の上に載せたりして工夫します。 あとは OM-D E-M5 の手振れ補正頼りです。助けられました。

もう 1 つは GoPro などの小型カメラの設置です。光量が足りてない環境ではやや貧弱ですが、設置して放置すればかなり接近した状態での絵を狙えます。 動画の中では飛び道具的にも使えますし。私はそもそもこの日 (2015.12.04) の撮影までは GoPro しか持っていませんでしたから、メインの撮影機としても使おうと思えば使えます。 比較的電動スタビライザが安価なのも良いですね。イベントなんかではラフに歩き回る撮影に使えると思います。子供に持たせたり。

ギターに付けた GoPro から演奏者を撮影したシーン。

GoPro の欠点は設置したらほぼ撮影しっぱなしになるのでバッテリーの消耗が激しいことでしょうか。 GoPro などのバッテリーは非公式のものを含めれば安価に購入することができますけど、交換できるタイミングを狙えないイベントであれば拡張バッテリーを買うしかありません。

Wi-Fi コントロールすればいいじゃないかというのはご尤もなのですが、1 人ですべての撮影を管理する必要があったので、 撮影の機会を逃さないようにするには回しっぱなしにするほかありませんでした。また結構思いもよらないシーンが動画内で使えたりするので私は基本的には回しっぱなしです。 Wi-Fi 付けると連続稼働時間も短くなりますし。

今回の場合は GoPro 2 台にバッテリーが 4 つ、撮影途中で途絶えるとまずいので、入れ替えつつモバイルバッテリーで充電する形式でした。 (撮影時間は 4 時間以上だった) 入れ替えるタイミングが取れたのが幸いでしたね。