GoPro HERO3+ Black v02.00 と v03.00 を蛍光灯下で比較
GoPro HERO3+ Black Edition のファームウェアアップデートによって 「蛍光灯下での画質が劣化する問題の一部を解決した」とありました。 具体的なシチュエーション・画像の例が見つからないので詳細は完全に不明なのですが、 とりあえず手元に HERO3+ Black が 2 台あるので、片方だけアップデートして簡単に実験してみました。
結論から言うと僅かな差は出ているように見えます。 ただし、キッチリとシチュエーションを整えて比較したわけではありませんから、 確かな差であることは保障できません。 (あと寝ぼけていた可能性が…) 何が原因で画質の劣化が起こるのか、どのように改善されたのかを公式に示してくれると良いんですけどもね。
実験環境
被写体は私の自室にいるフクロウの置物を 2 台並べて撮影しました。 窓枠の上のカーテンレールに引っ付いているため、白色の室内照明に近い位置しています。 深夜撮影のため外光を取り入れることができず、LowLight を On にして撮影しています。
カメラとカメラの設定状況は次の通りです。 この設定で合わせて、一方はファームウェアバージョンが v02.00, もう一方は v03.00 にしました。
- HERO3+ Black Edition
- ハウジングなし
- 1080p
- 60fps
- Wide
- Low Light - On
- Protune - Off
実験結果
結果は次の通りです。 ここに掲載している画像は撮影した動画のキャプチャから一部をクリップしたものです。 また掲載にあたり変化が視認できない程度の JPEG 圧縮がかかっています。
Firmware 左右比較 画像直接リンク Firmware v02.00 画像直接リンク Firmware v03.00 画像直接リンク結果を見ると、ファームウェア v02.00 の方がわずかに赤みがかっています。 ファームウェア v03.00 の方が白がはっきり出ていますね。肉眼で見た感じも v03.00 の方が色味が近いです。
ただし LowLight が On の状態だとわずかに赤みがかるので、私が寝ボケて LowLight を一方だけ On にしていた可能性が否定できません。 撮影後もチェックしたので大丈夫とは思うのですけども。 また明かりに対して正面にあるわけではないので、並行してカメラを置いたとしても入光条件が異なります。
アクションカムに限らず、白色光の下でのカラーキャリブレーションは多くのカメラで修正されたり精度を争っていますから、 今回の検証内容はそれなりに妥当な線を行っているような気がします。 もしフリッカーが影響するような画質の劣化である場合は今回の検証は誤りになるのでしょうけど、 如何せん具体的な情報が見つかりません。
HERO3+ に関しては最初の v01.00 から v02.00 へのファームウェアアップデートで大きく画質が改善されるようですし、 アップデートして悪くなることはまずないのですから、基本的にファームウェアアップデートはするようにしましょう。