GoPro に直接レンズやフィルタを付けるアダプタのレビュー
GoPro にレンズを取り付けるためのアダプタを購入してみました。実際に取り付けた様子は写真の通りです。 ここではこのレンズについてレビューしたいと思います。
取り付けたレンズと GoPro 本体を側面から移した状態です。52mm 径のレンズでギリギリ GoPro 本体がはみ出ません。
噛ませるレンズの種類によっては GoPro 本体をはみ出すでしょう。 そうなると「ネイキッドフレーム」などを使ってマウントして利用することになります。
水平面において正面から見た様子です。見た目は悪くありません。
1 つ注意するべき点があります。レンズに直接かぶせるタイプのレンズアダプタの場合、 レンズに取り付けるリング部分が緩いか、あるいはきつ過ぎるものがあるようです。残念なことに私の場合は緩いものでした。
それほど緩いわけではありませんが、緩いものに当たると、急激に動かせば外れてしまう恐れがあります。 下に向けても外れませんが、微振動が加わり続ければ落ちると思います。純正品ではない欠点です。
写真の通り、アダプタのリング部分には楔(くさび)のような物が一切ありません。 純正品の「ネイキッドフレームに付属するプロテクトレンズ」にはきちんとゴム製のくさびがあって、ずれ落ちないようになっています。
またキツ過ぎるものに当たると、取り外しの際にレンズ周辺のゴムが外れてしまうようです。 もともと薄く接着されている程度のものでこの部分は外れるわけですから、どちらかというとキツい方が良さそうです。
万が一緩いときは、(ビニール)テープなどを小さく切って内側に貼るかあるいは撮影するときだけティッシュなどを噛ませると全然動かなくなります。 いずれにせよ激しく動く可能性があるなら、レンズに取り付けるタイプではなくハウジングに取り付けるものの方が良いでしょう。
レンズアダプタに付属していた偏光レンズ(CPL)を取り付けた様子です。立派なものではありませんが、ある程度の効果はあります。
レンズキャップも付属しますが外観はダサいです。52mm 径のレンズは引っ掛けるリング部分も小さいので、やや取り付けにくい印象です。 ただ落ちることはありません。
取り付けているのは Polaroid の 52mm のレンズです。拡大率が異なる 4 枚が 1 セットになったものでケースとクロスがセットになっています。 それぞれの倍率のレンズも重ねて取り付けることができます。
ここで紹介している Polaroid 製のレンズは在庫がなく入荷の予定も長期に渡りないようですが、類似する製品が多数見つかります。
ケースについては期待しないほうが良いです。元々レンズは包装用の袋に入れられていますし、ケースはメッシュ状です。 全体的に品質が高いとは言い難いですが、値段を考えればむしろケース付属はありがたいものです。
収納に困らず、持ち運びもしやすい、程度の最低限の機能は持っていると考えればよいでしょう。 別途必要ならレンズを痛めにくいケースを購入すれば良いと思います。
ケラレについて
レンズ・フィルタ径が 52mm の方が 37mm の類似する製品と比較してケラレにくくなりますが、52mm でもあまりレンズを取り付けすぎるとケラレます。 また GoPro の画角設定を Wide にはしないほうが良さそうです。Normal で利用するのが良いでしょう。
ズームの率が高いレンズなどを取り付ける場合にもケラレるでしょう。必要ならステップアップリングなどを使って、速い段階からレンズの直系を大きくするしかありません。
しかしそうなると GoPro でやる意味はほとんどありませんね。高い FPS で撮影できるのと、小型であるのとが利点でしょうか。
(ここで紹介した Polaroid は長い期間、在庫が無いようです。)